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LPS植物試験

イネの白葉枯病に対する抵抗性の増強

近年になり、キサントモナスほか、グラム陰性細菌のLPSが、植物の感染抵抗性に関わる遺伝子やタンパクを誘導することが明らかとなってきました。すなわち、植物にも動物と共通する自然免疫系が機能しており、グラム陰性細菌由来のLPSが植物の感染抵抗性をあげることが、明確となってきたのです。

そこで本試験では、LPS素材(パントエア菌LPS;IP-PA1含有)を実験系として確立されているイネの白葉枯れ病に対して適用し、感染抵抗性に対する効果を検討しました。

図1 実験系

図1

図2 LPS素材によるイネ白葉枯病に対する 感染抵抗性増強(カット法)

図2

予備的な検討からLPSは根から効果的に吸収されないことがわかりました。そこで、試験系として、病原菌を接種する際にカットする稲の葉先に直接LPS素材を塗布することを行ないました。その結果、病原菌接種6時間前に、LPS素材希釈液(IP-PA1濃度5mg/ml)を傷口に塗布することで、感染による先端からの葉枯れが顕著に抑制され、LPSに植物の感染抵抗性を増強させる効果があることが示されました。尚、本試験では、病原菌接種と同時にLPS素材を処理しても感染抵抗性の増強が見られないことより、LPS素材による感染抵抗性は、抵抗性に関与するタンパク質の誘導が必要であることが予想されました。

※この記事は、当社の研究成果に関する学術的な情報を提供するものです。特定の製品の効能・効果を宣伝、広告するものではありません。解説者の許可なく、商業目的として転載することや、内容に変更を加えたり、複製を行うことを禁じます。

研究レポート 目次
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