LPS動物経口投与試験
LPSは、環境中に存在する普遍的免疫賦活物質であり、呼吸や食事によって取り込まれるLPSは、生体の自然免疫能力を活性化しています。自然免疫の活性化は、感染防御、代謝調節、新陳代謝、免疫系の調節に重要な働きをしています。
ここでは、LPS(パントエア菌由来;IP-PA1)による、高脂血症と糖尿病の予防改善を示す動物実験データを紹介します。
図1は高脂血症を自然発症するWHHLラビットを使った高脂血症に対する効果を調べたものです。横軸は飼育日数、縦軸は血中コレステロール値を示します。2羽のウサギを使っており、いずれもIP-PA1接種期間において、IP-PA1の経口摂取とコレステロール値の低下に相関が見られました。
Biotherapy. 5(4): 617-621 (1991).
図1 高脂血症に対する効果
図2は皮内投与による糖尿病発症抑制の効果を調べたものです。I型糖尿病を発症するNODマウスにIP-PA1を1週間に一度10μgずつ皮内投与することで、糖尿病発症の時期が遅れていることがわかります。
Chemical and Pharmaceutical Bulletin. 40(4): 1004-1006 (1992).
図2 糖尿病の発症抑制
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