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スキンケアとLPS

(6)アトピーとLPS

LPSは、アトピー性皮膚炎の改善に効果が見られています(*1, 2)。

バリア機能タンパク質であるフィラグリンに遺伝的に異常がある人は、アトピー性皮膚炎になりやすいことが報告されています(*3)。バリア機能が不完全だと、外部からの抗原も入りやすく、これがアレルギーを誘発します。表皮細胞であるケラチノサイトをLPSで刺激すると、フィラグリンの発現が高まることが報告されており(*4)、このことがLPSのアトピー改善効果に関連すると思われます。尚、フィラグリンが代謝されてアミノ酸になると、これがNMF(ナチュラルモイスチャリングファクター)になり、保湿力も高まります。

LPSは、表皮でフィラグリン(バリア機能タンパク質)を誘導する

アトピー性皮膚炎では、皮膚常在菌で通常は悪さをしない黄色ブドウ球菌等が異常に繁殖し、このことが症状をさらに悪化させています(*5)。従って抗生物質の投与がアトピー性皮膚炎の改善に効果があることが報告されています。ところで、ケラチノサイトをLPSで刺激するとβディフェンシン(生体が自ら作る抗菌物質)が誘導されます(*6)。つまり、LPSによって、薬を使わなくても、生体内抗菌物質が出て、常在菌の繁殖をある程度抑えることができます。LPSによるアトピー改善には、この生体内抗菌物質誘導も理由の一つと考えられます。

LPSは、表皮で生体内抗菌物質を誘導する

(*1)Immunopotentiator from Pantoea agglomerans Prevents Atopic Dermatitis Induced by Dermatophagoides farinae Extract in NC/Nga Mouse, Anticancer Research 35: 4501-4508 (2015)
(*2)Effects of nonpathogenic gram-negative bacterium Vitreoscilla filiformis lysate on atopic dermatitis: a prospective, randomized, double-blind, placebo-controlled clinical study, Br. J. Dermatol. 159: 1357-1363 (2008)
(*3)Atopic dermatitis and filaggrin, Current Opinion in Immunology 42: 1-8 (2016)
(*4)Propionibacterium acnes Activates the IGF-1/IGF-1R System in the Epidermis and Induces Keratinocyte Proliferation, J Invest Dermatol 13 : 59-66 (2011)
(*5)Dysbiosis and Staphylococcus aureus Colonization Drives Inflammation in Atopic Dermatitis, Immunity 42: 756-766 (2015)
(*6)Expressions of β-defensins in human keratinocyte cell lines, J dermatol Sci 27: 183-191 (2001)

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