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動物試験

(1)NK活性

■試験概要

一群6匹から10匹のC57BL/6マウスに検体を一定期間投与(腹腔内投与または経口投与)します。回収した脾臓細胞とカルセインAMで蛍光標識したYac-1細胞を共培養し、脾臓細胞によって攻撃されたYac-1細胞から漏出するカルセインAM量を測定します。陽性対象は、ポリICを腹腔内投与し、18~24時間後の脾臓の細胞を使います。

■試験の意義

ナチュラルキラー細胞(natural killer cell:NK細胞)はウイルスに感染した細胞やがん細胞を認識して攻撃するなど、生体防御の最前線を担っている細胞です。脾臓組織に多く存在します。そこで脾臓細胞をがん細胞と共に培養し、がん細胞の細胞障害の程度を調べることで、NK細胞活性を評価できます。がん細胞の細胞障害量を調べるにあたり、Yac-1(マウスリンパ腫細胞株)にあらかじめ蛍光物質(カルセインAM)を取り込ませておき、細胞障害によって漏出する程度を調べます。

■実施例
PIC、LPS、乳酸菌死菌のNK活性評価

※BALB/cマウスにポリIC(10μg)またはLPSp(10μg)または乳酸菌死菌体(800μg)を腹腔内投与し、24時間後に脾臓を摘出し、カルセインAMで蛍光標識したYac-1細胞と共培養し、培養後の培養上清中のカルセインAMの漏出量を測定した。
※ポリIC:インターフェロン産生を促進する合成リボ核酸。

■納期

動物、検体、試薬が揃ってから1.5か月が目安です。検体の投与期間に応じて長くなります。

■注意事項
  • ばらつきが出やすい動物試験のため、十分なn数がない場合、効果が期待できる物質であっても統計的有意差が出ない場合があります。
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