リポポリサッカライド(LPS)は歯周病の原因ですか?

歯周病は、歯周病菌の活動によって歯肉が壊されていく病気です。歯周病菌はLPSを持っている細菌で、LPSは体の中に入ると炎症を起こすことが知られているので、歯周病の原因は歯周病菌のLPSである、と言われがちです。

しかし、LPSにも種類があり、歯周病菌のLPSの免疫活性化能は非常に低いのです。むしろ、歯周病菌のLPSでは免疫が活性化されないので、歯周病菌が体から排除されにくいと言われています。ですから、歯周病が歯周病菌のLPSのせいであるとは言えないでしょう。やはり、生きた歯周病菌の活動そのものが歯肉を壊していくのであり、LPSではなく、菌を排除しないと歯周病は治りません

口は、食物や空気の入り口ですから、LPSが入ってきても炎症を起こすようにはできていません。LPSのような細菌成分の刺激を受けることで免疫がトレーニングされるのです。トレーニングすることで、本当に脅威になる病原性細菌やウイルスの侵入に備えているわけです。

健康維持に欠かせないLPSを補給しよう

LPSは土の中などに存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。しかし、農薬などによって細菌が取り除かれるとLPSも少なくなってしまうため、近年食事から取り入れられるLPSはどんどん低下していると言われています。そのため、サプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合は化粧品などを利用したりするのがおすすめです。

LPS活用事例
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