自然免疫のひとつ「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」とは?分類や働き方を詳しく解説!

免疫とは、私たちの身体の状態を正常に保つためのしくみです。そのしくみの中で働く免疫細胞の一つに、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)があります。病原菌やがん細胞を殺す力が極めて強く、がん治療にも採用されている細胞です。

ここでは、免疫においてのNK細胞の分類や、身体の中でどのように働いているのかを、詳しく解説していきます。

NK細胞とは

NK細胞は白血球の一種で、リンパ球の約10〜30%を占める免疫細胞です。体内に異常がないか常にパトロールしていて、細菌やウイルスなどの病原菌やがん細胞を発見すると、極めて強い殺傷能力でいち早く攻撃を始めます

NK細胞は自然免疫の一つ

NK細胞は、自然免疫と呼ばれる、生まれつき身体に備わっているしくみの一つです。そのため、他の免疫細胞からの指令なしに、単独で異物を攻撃することができます。

自然免疫によって処理しきれなかった異物は、他の免疫細胞が駆けつけることで対応しますが、これを獲得免疫と言います。獲得免疫は、身体に一度侵入した敵の情報を記憶して、抗体を作る働きがあるため、同じ敵が再び侵入してきた時には素早く対処ができます。

NK細胞は細胞性免疫の一つ

NK細胞は、細胞性免疫とも呼ばれます。細胞性免疫は、抗体を介さずに免疫細胞そのものが細菌やウイルスなどの病原菌やがん細胞を直接攻撃するしくみのことです。

また、細胞性免疫が抗体を介さないのに対して、抗体が中心になって敵を排除する免疫のしくみを液性免疫と言います。

「NK細胞療法」という治療法も!

NK細胞はその強い殺傷能力から、がん治療にも利用されています。NK細胞療法とは、患者の血液から採取したNK細胞を増殖・活性化させて、点滴注射で身体に戻すことにより、より高い殺傷能力でがん細胞を攻撃することができる治療法です。

NK細胞と他の免疫細胞の働き方

私たちの身体にはNK細胞だけでなく、多種多様な免疫細胞が存在しており、それぞれが連携を取りながら働いています。

まず、身体の中にウイルスなどの異物が侵入すると、マクロファージやNK細胞などの免疫細胞が第一防衛部隊として現場に駆けつけ、攻撃を始めます。マクロファージは異物を食べて消化すると共に、第二防衛部隊の司令官の役割を担うヘルパーT細胞に、敵の情報を伝えます。

ヘルパーT細胞は、マクロファージから受け取った情報をもとに、キラーT細胞に敵を攻撃するように、形質細胞(B細胞)には敵に対する特異的な抗体を作るように指示を出します。

このように、身体の中ではさまざまな免疫細胞が活動していて、私たちの身体を守ってくれているのです。

LPS活用事例

LPSは土の中などに存在するため、野菜や穀物、海藻類などに豊富に含まれています。しかし、農薬などによって細菌が取り除かれるとLPSも少なくなってしまうため、近年食事から取り入れられるLPSはどんどん低下していると言われています。そのため、サプリメントを利用したり、肌への効果を期待する場合は化粧品などを利用したりするのがおすすめです。

やさしいLPS編集部

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やさしいLPS編集部

食用植物に共生するパントエア菌由来の“免疫ビタミン”LPSを提供する自然免疫応用技研株式会社です。当サイトでは、自然免疫、マクロファージ、LPSに関する情報と、当社の活動をお伝えします。

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