マクロファージ等の免疫細胞や皮膚細胞等を使い、サンプルの機能性を評価します。
貪食機能を指標として、依頼サンプルのマクロファージ活性化能を評価します。具体的にはマクロファージ細胞株(RAW246.7、NR8383、J774.1等)培養液中に依頼サンプルを添加し、回収した細胞に蛍光ラテックスビーズまたはザイモザンなどを貪食させて、貪食したマクロファージ の割合、貪食した粒子数を計測します。
J774.1細胞にラテックスビーズを貪食させた後、洗浄し、ギムザ染色した。矢印:ビーズ
NO産生能を指標として、依頼サンプルのマクロファージ活性化能を評価します。
マクロファージ細胞株(RAW246.7、NR8383、J774.1等)培養液中に依頼サンプルを添加し、24~72時間後の培養上清を回収します。NO産生能として、上清中の亜硝酸量をグリエス試薬を用いて測定します。LPSの作用を排除したい場合は、依頼サンプルをTLR4欠損マウス(C3H/HeJ)の腹腔マクロファージを用いて測定します。あるいは、依頼サンプルをポリミキシンBと混合し、NO産生能を測定します。
ラット末梢血から単球を回収し、大腸菌由来のLPSを各濃度(0.01~100ng/ml)添加し、24時間後の培養上清を回収した。グリエス試薬を用いて、上清中の亜硝酸量を測定した。
TNF産生能を指標として、依頼サンプルのマクロファージ活性化能を評価します。具体的には、マクロファージ細胞株(RAW246.7、NR8383、J774.1等)培養液中に依頼サンプルを添加し、3~24時間後の上清を回収します。上清中のTNF量はELISAによる測定の他、L-929細胞傷害試験も対応できます。
NR8383細胞に大腸菌由来のLPSを各濃度(0.1~1000ng/ml)添加し、3時間後の培養上清を回収した。L-929細胞傷害試験(アクチノマイシンD存在下)試験でTNF産生量を測定した。
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