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ELISA・PCR等

主に医学分野の臨床研究のサポートとして、ヒト・動物の血清や血漿、尿、糞便でのDAO活性測定やカルプロテクチン測定を行なっています。その他にも、市販キットのあるELISAを用いた各種物質定量の受託が可能です。また、各種遺伝子発現の定量(各組織からRNAを抽出し、cDNA合成後に、リアルタイムPCRにて発現遺伝子を定量)を行います。

【DAO測定】

腸管上皮細胞の健常性を評価する指標として、ご依頼いただいた血清より、サンプル中のDAO活性を測定します。

※DAO:ヒスタミンを不活化することからヒスタミナーゼとして見出されましたが、その後、カダベリンなどのジアミン類の脱アミノ化作用を有することからジアミンオキシダーゼ(DAO)と呼ばれるようになりました。DAOは小腸や腎、胎盤、特に小腸の絨毛上部において活性が高く、細胞増殖の制御、有害なポリアミン、ヒスタミンの異化による生体防御に係っていると考えられています。

DAO活性と腸管構造イメージ図

<臨床的意義>
[1]ヒトでは出生後6歳頃までDAO活性は上昇し、それ以降は徐々に低下し成人値に近づきます。
[2]小腸組織中のDAO活性は血中のDAO活性と有意に相関します。
[3]残存腸管量や抗がん剤による小腸粘膜障害度と血中のDAO活性との有意な相関が示されていることから、血中のDAO活性は小腸粘膜の健常度、成熟度の指標とされています。

【GLP-1、GLP-2、グレリン等の消化管ホルモンの測定】

腸管上皮細胞の健常性等を評価する指標として、ご依頼いただいた血清や腸管組織細胞より、サンプル中の消化管ホルモン活性をELISA法にて測定します。

※GLP(glucagon-like peptide):GLP-1は、食後に小腸にあるL細胞から分泌されるインクレチン(すい臓からインスリン分泌を促進する)の一つで、グルコースのホメオスタシスの制御に影響を及ぼしています。GLP-2は腸管上皮細胞のホメオスタシスの制御に関与し、小腸絨毛の高さを上昇させ、小窩細胞の増殖を促進し、腸細胞のアポトーシスを抑制することで、完全静脈栄養に起因する腸の発育不全を防ぐとされています

【カルプロテクチン測定】

炎症性腸疾患の指標として、ご依頼いただいた糞便より、サンプル中のカルプロテクチン量を測定します。

※カルプロテクチン:炎症性細胞の細胞質に認められる主要なタンパク質の一つで、便中においても安定なタンパクです。便中のカルプロテクチンの測定は、炎症性腸疾患のスクリーニング方法として非侵襲的で有用な方法であることが示されてきています。

【各種遺伝子発現のRT-PCR解析】

細胞や、実験動物の組織・臓器等より、RNAを回収し、RT-PCRによる遺伝子発現解析を受託しております。

<参考文献>
Patrick F van Rheenen, et al. BMJ 2010;341 :c3369

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