LPSはアトピーの改善に効果があるの?アトピーの原因とLPSの働きを知ろう

「かゆみ」や「湿疹」を引き起こすアトピー性皮膚炎は、子供から大人まで幅広い世代で見られるアレルギー疾患です。良くなったり悪くなったりを繰り返すため、なかなか完治しにくい症状ですが、実はLPSがアトピー性皮膚炎の改善に効果があることが分かっています。

この記事では、アトピー性皮膚炎の原因について解説しつつ、なぜLPSがアトピー性皮膚炎に効果があるのかについて、わかりやすく紹介していきます。

そもそもアトピーの原因って?

LPSがアトピー性皮膚炎に対してどのような効果があるのか解説する前に、まずはアトピー性皮膚炎の原因について知っておきましょう。

もともとアレルギーを起こしやすい体質であったり、食べ物やハウスダスト、ペットといったアレルゲンで発症したりと、アトピー性皮膚炎の原因は様々です。他にも、汗や乾燥といった体の状態、洗剤や化粧品といった日用品などが要因になる場合もあります。

また、ストレスや疲労など体調・精神的な要因が重なってアトピーが発症する場合もあります。そのため、同じ化粧品や食べ物であったとしても、症状が出る日とそうでない日があるのです。

そもそもなぜアトピー性皮膚炎の人の肌は、アレルゲンや日用品といった外部からの刺激に反応して「かゆみ」や「湿疹」が出てしまうのでしょうか?アトピー性皮膚炎の原因について詳しく解説していきます。

皮膚のバリア機能の低下

アトピー性皮膚炎の原因の一つとして、「皮膚のバリア機能」の低下があげられます。

「皮膚のバリア機能」とは、肌表面にある角層(角質層)に備わっている機能です。肌にうるおいを蓄え、乾燥や外部刺激から肌を守る役割を担っています。

しかし、アトピー性皮膚炎の人の肌は、皮膚のバリア機能が低下しています。そのため、外部からの刺激やアレルゲンが肌に侵入しやすく、かゆみや湿疹といった炎症を引き起こしてしまうのです。

バリア機能が低下している肌はちょっとした刺激に対しても敏感で、かゆみを感じやすい状態です。掻いて肌を傷つけることで、さらにバリア機能が破壊されて悪循環に陥ってしまいます。

肌の悪玉菌の繁殖

わたしたちの皮膚には、たくさんの「常在菌」が生息しています。この常在菌の一つに「黄色ブドウ球菌」という悪玉菌があります。

「黄色ブドウ球菌」は正常な肌の場合は活動がおとなしく悪さをしませんが、アトピー性皮膚炎の人の肌では動きが活発になり、繁殖しやすいことが分かっています。肌に生息している悪玉菌の繁殖も、アトピー性皮膚炎の原因です。

アトピー性皮膚炎の人の肌で繁殖した「黄色ブドウ球菌」は、肌の角質内で毒素を作り出してしまいます。この毒素に反応して、かゆみや湿疹などの炎症が起こってしまうのです。

LPSでアトピー改善を期待できるのはなぜ?

LPSには体内の免疫細胞を活性化して、体の自然免疫力を高めるといった役割がありますが、アトピー性皮膚炎の改善に効果が期待できるのはなぜでしょうか?

皮膚のバリア機能を高める

LPSがケラチノサイトを刺激すると、皮膚のバリア機能の維持にかかせない「フィラグリン」というたんぱく質が発現しやすくなることが分かっています。

「フィラグリン」の発生によって、皮膚のバリア機能が正常な状態に近づきます。そうすることで、肌が刺激から守られ、炎症を起こしにくくなるのです。皮膚のバリア機能を担っている角層の大部分は、「ケラチノサイト」という細胞と、それが変化した細胞でできています。

また、「フィラグリン」は代謝されると保湿成分になるため、アトピー性皮膚炎の改善において重要な保湿力も高めることができます。

アトピーを悪化させる菌の繁殖を抑える

LPSが「ケラチノサイト」を刺激することで、「βディフェンシン」という物質も発現しやすくなることが分かっています。この「βディフェンシン」とは、わたしたちの皮膚内で作られる抗菌物質です。

皮膚内に抗菌物質が作られると、常在菌の繁殖をある程度抑えることができます。そのため、アトピーを悪化させる「黄色ブドウ球菌」の繁殖抑制にも繋がります。

アトピー性皮膚炎の治療では炎症を抑えるために抗生物質を投与していましたが、LPSであれば薬を使わなくてもアトピー性皮膚炎の改善を期待できるのです。

やさしいLPS編集部

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やさしいLPS編集部

食用植物に共生するパントエア菌由来の“免疫ビタミン”LPSを提供する自然免疫応用技研株式会社です。当サイトでは、自然免疫、マクロファージ、LPSに関する情報と、当社の活動をお伝えします。

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